造家の家づくり_手づくり

木や土の自然素材を材料としていることと同じように、職人による「手づくり」も創業以来変わらない、私たちの家づくりの特徴です。木づくり、墨付け、刻みなど、棟梁を努める大工、竹小舞を編むエツリ師、壁をつける左官、板金職人、建て具職人など様々な分野に職人の手仕事が生きています。

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なぜ手づくりなのか

大手ハウスメーカーが使用する建材は工場でプレカット加工されて届きます。化学的な防腐処理を施された柱や土台、合板や修正材、フローリング、ドア、ビニルクロス、外壁など、そのほとんどが加工済み工業製品で占められています。そして、電動ドライバーさえあれば家の大半は組み立が可能であり、大工の技術は求められていません。これが住宅建築の現状です。

この、言わば工業製品の完成品に、家としての表情はあるのでしょうか?

手がつくり出す家の味

では、私たちがこだわる「手刻み」や「手づくり」ではどうでしょう。手づくりされたものには「表情」や「味」があります。絵画で言えば筆使いのようなものです。特に私たちは伝統構法を生かした家づくりをしていますから、木の選び方や納め方、道具の手入れ、技術の成熟度、さらには大工の人柄までもがそれとなって表れます。

完成見学会にお越しになったお客様から『何か、ぬくもりを感じますね』と褒めていただくことがよくあります。これはその方々の五感が木や土壁に表れる表情や味を敏感に感じ取り、私たちのつくる家に『ぬくもりを感じる家』『安心感のある家』という印象を持っていただけるのだと思います。

家を手づくりしたいと考えるのは、私たちが持つ職人の気質が大きいのかもしれません。しかし手づくりすることで、住まい手にぬくもりや安心を感じていただけるなら、職人の技を家の味として楽しんでいただけるなら、これからもずっと『家は手でつくるもの』という考えを貫きたいと思います。