造家の家づくり_土壁

土壁

造家工房では創業以来「伝統構法を生かした木の家・土壁の家」を建てています。特に下地に竹小舞を用いる本格的な土壁の家は、私たちの家づくりにおける大きな特徴となっています。

さて、本格的な土壁の場合、その工程は竹の下地を編み終えてから仕上げまで6つの工程を経なければないません。壁の基礎部分である荒壁は乾燥のための日数がとても大切で、その分工期も長くなってしまいます。しかし時間をかけてガッチリ乾燥させた強固な土壁は、地震などの揺れに対して強い味方となってくれます。
荒壁の上に二度の中塗りをして仕上げです。少し粗めの肌に何とも言えない素朴さを感じるところが中塗り仕上げの良いところです。

Stress Free

土壁・中塗り仕上げ
Tsuchikabe

漆喰壁

漆喰は昔から日本の生活文化の中で活用されてきた、優れた自然の建築材料です。漆喰を外壁に使う場合は防水・防汚、室内に使えば主成分の消石灰がもつ強アルカリ性により、抗菌・抗ウイルス・消臭の機能が期待でき、近年では、新型コロナウイルスを不活性化させるという研究データも公表されました。そのままで、或いは色や艶を与えて装飾的に施工する場合もあり、ビニールクロスやペイントなどとは全く異なる質感と価値観が生み出されます。

漆喰・ひきづり仕上げ
Shikkui・Hikizuri-shiage

土壁がつくる室内環境

本格的な土壁がつくる室内環境はとても自然で穏やかです。その言葉だけでも住む人に与えるストレスが少ないことが想像していただけると思います。

土壁がもつ自然の調湿効果

やはり1番の特徴は、室内の湿度を調節してくれることです。梅雨から夏は湿気を吸収してカラッとした室内をつくり、冬は乾燥した室内に湿気を放出し潤いを与えます。当社の収集データでは、年間を通して50%〜 55%前後を保とうとしているようですが、一般的に人が最も気持ち良い湿度と感じるのがこの範囲の値なのです。

からだにやさしい土壁の蓄熱効果

2番目は蓄熱の効果です。土壁の家の住まい手は『寒さが厳しい冬の朝でも部屋がホンノリと暖かい』とおっしゃいます。暖房の熱を蓄えた土壁は、暖房を切って室内が冷えてくると放熱を始めるからです。夏は逆に外気の熱を蓄えることで室内に伝わり難くしてくれます。
ただ、エアコンを必要としない季節や時間帯には、自然で緩やかにカーブを描く身体にやさしい温熱環境をつくり出してくれるのです。

部屋干しでもカラッと乾いて臭いなし!

土壁の調湿効果に由来する事柄ですが、これまで当社で土壁の家を建てられた方がみな異口同音に『室内干しでもカラッと乾いて嫌な臭いが全くしない!』と、まるで洗剤メーカーのCMのような言葉を頂きます。『もう土壁以外考えられない。』とおっしゃる方さえいらっしゃいます。土壁の良さが洗濯物を室内干しする場面で発揮された訳ですが、湿気を吸収し臭いを吸着・分解するという土壁の効果が検証されたと言える事例です。

ストレスのない室内環境

過度な湿度調節、急激な気温の変化、これらは住む人に大きな身体的ストレスを与えます。現在の住宅は高気密高断熱のためエアコンや空気清浄機などがつくる室内環境が当たり前になっています。しかし全てが人工的に電気でつくられる室内環境で良いのでしょうか?私たちは甚だ疑問に思います。

土壁土壁は、日本の風土で培われてきた、快適に暮らすための素晴らしい知恵だと思います。

土壁体験ワークショップ
Tsuchikabe WorkShop

次の項では 手づくりの家 を語ります。