木の家モデルハウス建築レポート【5】|四日市市

四日市市にオープン予定のモデルハウス「森の中に佇む子と犬がのびのび暮らす木の家」。
こちらは完成までの建築の様子をレポートするシリーズ投稿、第5弾です。

左官職人による大直しスタート

いよいよ左官職人さんも入り、「大直し」の作業がスタートしました!
左官職人さんは、いつもお世話になっている和左官(なごみさかん)の稲垣さん。機械任せにはできない、職人さんの技術と経験が頼りの作業です。時間をかけて、壁一面を丁寧に仕上げていく姿に、私たちも改めてプロの凄さを感じています。

土壁って、ただ土を塗るだけじゃないんです!

「土壁って、ただ土を塗るだけじゃないの?」と思われる方もいらしゃるかもしれません。私もはじめはそうでした(汗)
実は、壁下地である竹小舞から漆喰などの仕上げ塗りまでは、なんと6工程もあるんです。そして、今回行う「大直し」は、この6工程のうちの1つを指します。

厚みのある土壁ができ、壁の強度や耐震性が向上します

竹小舞を編み荒壁を塗ったら、次が大直しです。竹小舞の両面に塗られた荒壁が乾燥すると、柱や梁との間に隙間やひび割れが生じることがあります。しかし、この段階でのひび割れや隙間は、全く問題ありません。この工程でしっかりと乾燥させることで、最終的な仕上げ後のひび割れを防ぐことができるからです。
大直しでは、壁の表面をある程度平らにし、できたひび割れや隙間を埋める作業を行います。これは、より美しい壁に仕上げるための大切な工程です。昔の家では荒壁しか塗られていない薄い壁が多かったのですが、弊社ではこの大直しもしっかり行い、8cm以上の厚みのある壁に仕上げています。こうして家全体を塗ることで、厚みのある土壁ができ、壁の強度や耐震性、調湿効果などの機能性が向上します。

大直しを乾燥させた後は、「中塗り」の工程に入ります。その様子もレポートしますので、お楽しみに!

土壁の住まいを、是非ご覧ください。

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