

伝統的な日本の大工技術を、若い世代に継承するために
手から手に伝えられてきた伝統的な知識や技術は次の世代・時代に伝える義務があると思っています。家をつくる大工技術もその一つと捉え、造家工房では大工の予備校と言える「のぼの大工塾」を主催しています。
主に大工や建築家を目指す学生、または木工に興味のある学生(高校生、専門学校生、大学生・院生)を対象に、大工技術の講義・実技を現役宮大工が指導するという試みです。2020年秋の開校とともに数名が受講し現在も継続しています。受講生が望めば、大工の深い深いところまで知ることができる講座だと思います。
本当の大工を知ってほしいから
一般的に大工とは「住宅を建てる職人」であることは誰もが知っていることです。しかし大工にも色々な種類の大工がいて、それによって道具も仕事内容も異なるということは、あまり知られていないことだと思います。
造家工房の大工は、製材した木材や丸太に墨を付け、手で刻み家を建てる、言わば昔ながらの家づくりができる大工です。ですから何が大切で、何が醍醐味かを知っています。
開催する目的
- 伝統的な技術や道具に触れてもらうこと
- 大工のなり手を育成すること
- 会社のことを知ること
→この仕事が自分にマッチしているのかを見極めて欲しい
→大工の仕事とはどんなものかを知って欲しい
こんな方におすすめ
- 高校・専門学校・大学を卒業後は大工を目指している
- 大工さんの仕事を体験してみたい
- お寺や神社などの伝統的な建築、宮大工に興味がある
- 本物の大工さんから話を聞きたい
カリキュラム
初回受講者
\まずはここから!/
カンナの薄削り

2回目受講者
\釘なしでどうつなぐ?/
最強の継手を作る

3回目受講者
\丸太に向かい合え!/
丸太の墨付け・加工

受講者の声
過去の「のぼの大工塾」にご参加いただいた方々からのアンケートより抜粋しています。
開催スケジュール
当イベントは、2月・5月・8月・11月の年4回開催します。
開催曜日は、基本的に土曜日です。具体的な日程については、随時お知らせします。


















































Instructor Profile
亀井 俊博(かめいとしひろ)
株式会社造家工房 代表取締役
三重県四日市市生まれ。
大工・宮大工。
株式会社造家工房 代表取締役
桑名(株)小島建設に入社。1年の大半を社寺建築の仕事で過ごしながら、豊川稲荷、犬山成田山、大阪一心寺など数多くの改修・新築工事に従事。
1992年 造家工房亀井を設立。大阪成田山 客殿移築・改修工事、四日市来教寺本堂改修工事などを行う。
2017年 「ものづくりの村」のぼの職人村をつくり現在に至る。

Instructor Profile
伊藤 喜一(いとうきいち)
伊藤建築 代表
三重県四日市市生まれ。
大工・宮大工。
宮大工・大須賀棟梁に弟子入の後、桑名(株)小島建設に入社。寺院等の屋根替え改修工事に数多く従事し、中本山西来寺本堂新築工事では脇棟梁を務める。
2002年 伊藤建築を設立。小牧市杲同寺の庫裡新築工事で棟梁を務め、2011年 四日市市顕正寺 法中玄関新築工事・本堂改修工事を行う。
伊藤建築Web https://daikukiichi.jp

コラボLive企画Vol.65
弊社は「大工を育て続ける工務店」です。
墨付けができる大工、カンナで削れる大工が減り、電気工具だけで家が建つようになってきました。社寺建築や古民家の工事ができる大工が減っています。しかし、宮大工として日本の大工技術の素晴らしさを知ってしまった私には責任があります。若者たちにその素晴らしさ伝え、楽しくやりがいを持って働く場をつくり、この仕事に誇りを持ってもらうことです。そのために、2020年より「のぼの大工塾」の開催に努めています。
