広報・スギハラがFM三重の情報番組「ゲツモク!」の12月4日(月)放送分に出演しました!
出演させていただいたのは、「SDGsアクト 三重のリーディングカンパニー」というコーナー。三重県内でSDGsに取り組んでいる企業の経営者や担当者をゲストに迎えて、SDGsの取り組みや企業経営についてインタビューするというものです。
(左/すぎはら・右/代田アナウンサー)
初めてのラジオ出演。前日から少しドキドキ緊張していましたが、いざ収録が始まると思いのほか落ち着いて話すことができました。本番に強いタイプなのかもしれません(笑)代田アナウンサーもとても穏やかに迎えてくださったので、そのおかげというのもあります♩いつもラジオで聞いている良い声でした。
今回のラジオ出演は、すでに聴き逃し配信は終了しています。実際に私が話した「造家工房のSDGsな取り組み」について、このブログでご紹介します!
造家工房のSDGsな取り組みは?
Q1 まず、御社はどんな会社か教えてください。
造家工房は「伝統を受け継ぐ大工の家 木と土壁のデザイン住宅」を手掛ける工務店です。
亀山市能褒野町の「のぼの職人村」という場所に、事務所と作業場があります。デザイン住宅の他にも、弊社代表が宮大工時代に培った経験と技術・知識をもとに、社寺建築・古民家再生も得意としています。
また、「大工を育て続ける工務店」として、伝統的な建築技術を持つ若手大工を育て続けています。現在は、若手大工5名・外注大工2名・設計スタッフ2名・広報スタッフ1名の10名で大工の家づくりを追求し続けています。
Q2 御社のSDGsな取り組みを教えてください。
造家工房は「大工を育て続ける工務店」です。
社内の大工だけではなく、『のぼの大工塾』という講座を実施しています。受講の対象は大工を志す高校生以上の学生さんで、参加費は無料です。やる気があれば、どなたでもご参加いただけます。
この講座を実施する目的は3つです。1つ目は、伝統的な技術や道具に触れてもらうこと。2つ目は、大工とコミュニケーションをとること。3つ目は、若者に伝統的な技術を伝え、大工のなり手を育成することです。この取り組みはSDGsの「4 質の高い教育をみんなに」「9 産業と技術革新の基盤をつくろう」「11 住み続けられるまちづくりを」に繋がると考えています。
Q3 取り組みを始めたきっかけや、効果は?
新しく取り組みを始めたのではなく、すでに取り組んでいた若手大工の育成がSDGsの考え方に当てはまったというカタチです。
若い大工の育成に力を入れている効果を2つ感じています。1つ目は、「のぼの大工塾」への参加をきっかけに2名が入社してくれたことです。現在も、造家工房の仲間として一生懸命働いてくれています。
2つ目は、住まい手から「造家工房さんは若い大工さんがいるから安心ね」と言われたことです。“若いから心配”ではなく、安心と言っていただけたことには、私たちも安心しました。
Q4 今後目指す企業の未来は?
何十年後にも、住まい手と共に、建物に誇りを感じることです。
造家工房の家づくりに共感してくれる住まい手がいて初めて、私たちの仕事があります。そんな住まい手には建てた家に誇りを感じてもらいたい。そして、若手大工たち自身にも自分たちの仕事に誇りを感じてほしいと思っています。30年後、50年後、80年後も「この家を建てて良かった」「建てさせてもらえて良かった」と、住まい手と共に誇りを感じられたらいいなぁと思っています。環境に優しく日本の気候にも合った持続可能な木造住宅。その保存・開発・発展のため、引き続き日本の大工技術の素晴らしさを伝え、技術ある大工を育て続けていきたいと思います。