住まい手さんへ暮らしのインタビュー・S様邸

2020年に完成したS様邸で、実際にこの家で暮らし始めてから気づいたことや、日々の快適さ、そしてこの家がもたらす豊かな時間についてお話を伺いました。S様ご家族がこの家でどんな発見をし、どんな喜びを感じていらっしゃるのか。木と土壁の住まいが、彼らの暮らしにどのような彩りを与えているのか、ぜひインタビュー記事を通してその魅力に触れてみてください。

「夏はさらっと、冬はしっとりした空気」と言われることがあります。実際に住まわれてみていかがですか?

梅雨時や夏に、湿気を全く感じないということはありません。そんな時は、床下エアコンで除湿をつけて快適に過ごしています。また、玄関を開けると涼しくなって、家の中の方が外より湿度が低いのがよく分かりますね。

「室内干しでもよく乾いて嫌な臭いがしない」と言われることがあります。実際に部屋干ししてみていかがですか?

わが家は1年中部屋干しですが、本当によく乾きます。厚手のタオルであっても、通常1日、冬でも2日あれば十分です。その上、使用する洗剤にも気をつけているおかげか、部屋干し特有の”生乾き臭”もないですよ。新築前に住んでいたアパートでは、結露に悩まされ、梅雨時は洗濯物が乾きませんでした。

土壁には蓄熱効果があり、冬は蓄えた暖房の熱を放出し、夏は室内の熱を吸収する特徴があります。実際に住まわれてみていかがですか?


  • 長く暮らしていると当たり前になってしまいますが、冬の寒い日に帰宅すると、玄関に入った瞬間から暖かさを感じます。真冬に暖房無しで過ごすことはできませんが、床を裸足で歩いても、一般的な住宅と比べて冷たさを感じにくいです。

  • 平日昼間にエアコンをつけずに外出をしても、帰宅するとひんやりと涼しく感じます。

土壁や漆喰には消臭効果があり、料理の匂いなど生活臭がこもらないと言われています。そのようなことを実感することはありますか?

臭いは残らないですね。家の中でたこ焼きをしますし、冬はお鍋をよくしますが、臭いが気になることはないです。

自然素材は掃除やお手入れに手間がかかると心配される方もいます。実際に住まわれてみていかがですか?

  • 土壁
    新築から一度も手入れをしていない土壁ですが、物をぶつけると土がポロポロ落ちてくるため、その点だけは注意して生活しています。小学生の息子がスポンジボールでサッカーをするくらいなら大丈夫です(笑)
  • 無垢の床
    半年に一度、ワックスをかけているだけなので手間はかからないです。
  • 外壁の木
    どうしても汚れていってしまいます。でも、そのだんだん汚れていく様子を「味」として捉えているので、全然問題ないですね。

お家の間取りや仕様で「こうして良かった」と紹介できるところはありますか?

  • 小上がりの畳コーナー
    ここはとっても良い。家族のくつろぎスペースとして愛用しています。
  • ランドリールーム
    脱衣所で服を脱いだら、そのまま洗濯機に入れて洗えます。洗濯が終わったら、その場で干すことも可能です。わが家ではこのスペースを広く取らなかったため、実際にはしていませんが、もし十分な広さがあれば、衣類に関する全ての作業をここで完結できるのでとても便利だと思います。
  • 風が通る窓の配置
    北から南に風が抜けるようにしてもらいました。そのおかげで、とても気持ちの良い風が通り抜けます。
  • 開放感のあるリビング・ダイニング
    リビングとダイニングを繋げて広く取ったので、開放感があり、息子が室内でサッカーできるほど伸び伸びと遊べています。一方で、このスペースを広く取ったことで、プライバシーを確保できる場所が少なくなってしまいました。特に、息子の友だちが遊びに来た時などは、私たちがどこで過ごせば良いか困ってしまうことがあります。
  • 木と土壁
    新築から5年が経ちますが、いまだに「木のいい香りがしますね」とよく言われます。また、わが家は音がとてもきれいに聴こえるんです!私がレコードで音楽を聴くのが趣味なのですが、土壁が音の反響を程よく抑えてくれるおかげで、本当にクリアで美しい音が楽しめています。
  • リビングとダイニングを仕切る引き込み戸
    開放感のあるリビングとダイニングの間に、仕切りを設けたことで夏と冬で使い分けられるところが気に入っています。夏は、ダイニングでエアコンを使う際に戸を閉めることで、部屋を効率的に冷やせます。一方で、冬は床暖房を使うため、戸を開けたまま広々と空間を使えるのがとても快適です。

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