初の実技指導とセミナーの2部構成レポート

「のぼの大工塾」とは、大工や建築家を志す学生を対象に本物の大工を体験・学習してもらう講座です。今回は、のぼの大工塾初の実技指導とセミナーの2部構成で実施しました。

1部 本物の大工による指導

過去最多の高校生8名の参加がありました。
新型コロナウイルスの影響で半日のみと短い時間でしたが、大工道具の説明、カンナ・ノミの研ぎ、研いだ道具で削りを体験してもらいました。大工の仕事に興味のある生徒さんが多く、熱心に作業に取り組む姿や講師である現役大工に質問する姿が見受けられ、若者の建築や大工というものに対する興味関心が高まってきていることを感じました。

2部 これからの家づくり

愛知県を中心に活躍する建築家・佐々木敏彦さん(大久手計画工房)を講師に迎え、はじめてのセミナーを実施しました。建築を志す若者と興味をもつ一般の方にご参加いただき、「これからの家づくり」についての講演をしていただきました。
建築業界で様々な経験してきたからこそ話せることなどプロの視点でお話しいただき、学校やインターネットでは学べないことに触れる良い機会になったのではないかと思います。

今回の講座で行ったアンケートでは、今後ののぼの大工塾に期待する部分として、「学校やインターネットでは学ぶことのできない技術や知識を教えてほしい」という意見がありました。
学生さんが自分の将来の情報収集のために自ら足を運び学ぶことは、簡単なことではありませんがとても重要だと思います。こういった意欲的な学生の力になれるよう、私たちも学生に向けた講座を積極的に実施していきたいと思います。

大久手計画工房 佐々木 敏彦(一級建築士)

経歴
1984年      名古屋工業大学建築学科卒業
1984~1987年  環境構造センターJAPAN
1987~1988年  ビルダーズ・ヤード1(中埜博主宰)
1988年      大久手計画工房 設立

賞歴
名古屋市都市景観賞・岐阜市都市美創出賞・中部建築賞・愛知街並み建築賞・日本建築家協会 環境建築賞・日本建築家協会 作品選 ほか

大久手計画工房ホームページはこちら

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