樹齢670年の大杉保存活用工事

岐阜県瑞浪市大湫町・大湫神明神社の大杉が、2020年7月に豪雨の影響で倒れました。県の天然記念物であり、地域の御神木でもあるこの大杉を大湫町の観光・まちづくりの核・魅力あるシンボルとするため、この工事が始まりました。造家工房・ナノ・ランドスキップ共同企業体として取り組んでいます。

倒れた大杉をかつての場所へ

大杉は高さ約40m、幹回り約11mの巨木でしたが、造園工事・大工工事を終えて高さ約5m、重さ約34tになりました。それをかつて生えていた場所へ戻す「立て起こし作業」が、2月14日に行われました。
午前9時頃に作業が始まり、立て起こすことができたのは午後15時頃でした。大杉をなるべく傷つけずに運び設置するため、クレーンのワイヤーのかけ方を変えたり傾きを調整したりと、臨機応変に作業を進める現場の職人さんたちの奮闘ぶりはとてもかっこよかったです。
しかも今回使われたクレーンはなんと120t。造家工房が住宅を建てる際に使うのは12tなので、それの10倍もあるクレーンが使われました。

大杉がかつての場所へ再び立った瞬間、工事の様子を見守っていた地域の方々からは「良かった~」という安堵の声とともに拍手が上がりました。「御神木としてみなさんに大事にされていたんだなぁ」と間近で感じることができました。

before画像:大湫町コミュニティ推進協議会HPより引用

現在は、腐食を防ぐため金属製の屋根を設置する工事に入っており、もうしばらく工事に尽力していきます!3月にはお披露目の予定なので、お楽しみに。
また見学会などがあれば、本ホームぺージまたはSNSで告知します。

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