シックハウス症候群とは?

みなさんは「シックハウス症候群」を知っていますか?
テレビや新聞、住宅メーカーが言うようになった今、目にしたこと耳にしたことがあると思います。
でも、実際は「自分にも家族にも関係ないでしょ」という考えをもった人がほとんどではないでしょうか?

シックハウス症候群とは

シックハウス症候群は、住居内の室内空気汚染によって引き起こされる健康被害の総称です。
室内空気汚染とは、カビ・ダニ・ホコリ・建材・生活用品から放出される化学物質などで家の中の空気が汚染された状態のことをいいます。

シックハウス症候群の原因

  • 壁紙
  • ワックス
  • 塗料
  • 接着剤
  • ベニヤ板       他

これらの新築で住宅を建てる際に、使われる建材やその他から出る揮発性有機化合物(VOC)が原因です。
高度経済成長期には、短期的に大量に供給することが求められました。そうして、化学物質や石油化学製品を使った合板・集成材・ビニールクロスなどの施工が安易で、安価な新建材が商品化されました。
しかし、この新建材がシックハウス症候群の罹患者を増加させてしまったのです・・・。

また、シックハウス症候群の原因は住宅建材だけではありません!今の建材にもかなりの問題がありますが、多くの生活用品も有害化学物質の発生源になっています。参考までに少しだけ紹介しますね。

  • 洗剤
  • 柔軟剤
  • 防虫剤        他

シックハウス症候群の症状

「目」… 涙目・充血・かゆみ・痛み・チカチカする
「鼻」… 鼻水・くしゃみ・鼻づまり・乾燥
「口」… 唇の乾燥・咳
「頭」… 頭痛・めまい・不眠
「肌」… 湿疹・血行不良・汗の異常        他

これらの他にもたくさんの症状があります。住まい方や生活習慣による影響もあり、換気や掃除の方法・程度・頻度、冷暖房の使用、喫煙の有無なども関わってくるんですよ。

今回はシックハウス症候群がどんなものなのか、原因は何なのか、など基本的な部分のお話しをしました。私も、今まで聞いたことがある言葉程度に思っていましたが、これほど自分たちに関係することなんだと実感しました。次回は、2003年の建築基準法の改正に伴い、シックハウス対策がどうなったのかをお話ししたいと思います!

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